お散歩🐾
今日はお散歩を1匹ずつ行ってきました。
各々のペースで行けるので楽しそうです♪
花音は走るのが本当に大好きで、スタッフの方がハァハァ…(;´д`)
相手の番の時はじっと外を見つめてお利口さんに待っています。
令音はみんなと一緒にいるとハイテンションですが、一人の時はおとなしくていい子でした。
マタタビ
またたびが大好きなとら吉。
「ぐるぐるぐる〜」と喉を鳴らして転がっていました!(気持ちよさそうなお顔・・・)
そしてかわいい顔して花音はこの後・・・
ダンボールをめちゃくちゃにぐっしゃぐっしゃにして・・・
とら吉にお尻を狩られていました😂
猫の肥大型心筋症
すっかり肌寒い季節かと思いきや、地域によっては夏日のところもあるそうで…
今年も残り2ヶ月⛄🍃
寒暖差で体調を崩されないようお過ごしください😊
先月の犬の僧帽弁閉鎖不全症に続き、今月は猫の心臓病の一つである肥大型心筋症についてお話しします。
猫の心臓病にはさまざまなものがありますが、最も多くみられるのは心筋症です。心筋症には「肥大型」「拡張型」「拘束型」と何種類かありますが、猫で一番多いのは肥大型心筋症という病気です。
☆肥大型心筋症とは?
心筋症とは、心臓の筋肉に異常が出る病気です。肥大型心筋症では左心室の筋肉が分厚くなります。そして分厚くなった心臓の筋肉は、縮むのは得意でも拡がるのが苦手なため、心臓が血液をうまく送り出せなくなります。発症年齢は3ヶ月〜17歳と幼齢から高齢まで幅広く、雑種猫やメインクーン、ラグドール、アメリカンショートヘアなどによくみられ雄に多いとも言われています。
☆症状
初期症状はほとんどの子が無症状です。悪化すると左心不全の進行に伴って徐々に活動性の低下や、疲れやすいなどの症状が出始めますが、ゆっくり進行する場合は気づかれないことが多いです。重度に心不全が進行すると呼吸がはやくなる、元気消失、食欲不振などの症状がでたり、動脈血栓塞栓症という血栓が詰まり麻痺が出る、足先が冷たくなるなどの症状がでることもあります。
☆検査
身体検査・・・聴診上で心雑音がみられる場合もありますが、肥大型心筋症の初期段階などではみられないことが多いです。
心臓超音波検査・・・心臓の厚みや心臓の拡張・収縮具合をみることができます。肥大型心筋症の検査として最も有効な検査です。
レントゲン検査・・・心臓の大きさなどがわかります。
血圧測定・・・全身性の高血圧により心筋の肥大が認められることがあります。
血液検査・・・心臓以外の臓器に異常がないか、例えば高齢で甲状腺機能亢進症を持っている場合、その治療をすることで心筋の肥大が改善することがあります。さらに心臓のマーカーを測ることで心臓病の早期発見に役立ちます。
心電図検査・・・不整脈が認められることがあります。
※猫肥大型心筋症の心臓超音波検査画像
☆治療
残念ながら肥大型心筋症を完治させる方法はなく、内科的な対症療法が中心となります。心不全の進行を遅らせることと、血栓塞栓症を予防するのが目的の治療になります。
☆最後に!
定期健診(身体検査)では判明しにくいため、症状がなくても半年〜1年に1回は心臓の超音波検査を受けていただくのが理想的です。当院では3月〜6月まで健康診断のキャンペーンを行っていますので、そのタイミングで検査を受けていただくといいかと思います。
犯人は誰だ!?
新聞紙を置いていたら、誰かがビリビリに!!
犯人はこの中にいる!🔍
一匹ずつ問い詰めてみた。
「とら吉、ハイハオ」
『白。』
「リアン」
『白。』
「花音」
『黒確定。』
この後くちゃくちゃして証拠隠滅を謀ろうとしていましたが、阻止しました。
ハイハオの隠れ家
花音たちが院内を駆け回っている一方…
院内散歩を終えて歩き疲れたハイハオは、誰にも邪魔されない隠れ家を見つけ猛ダッシュして入りました。
花音たちに見つからずにまったりしていたのに、スタッフに見つかってカメラを向けられ嫌そうな顔…笑
そんなハイハオもかわいいですね〜❤
犬の僧帽弁閉不全症
最近は気温が下がり涼しくなってきて秋を感じますね🍂
今回はわんちゃんの心臓の病気のひとつでもある僧帽弁閉鎖不全症についてお話します🫀
○僧帽弁閉鎖不全症とは
心臓が収縮して血液を全身へと送り出す際に左心室と左心房の間にある「僧帽弁」というフタの役割をしている弁が閉鎖しないため、左心室から左心房へ血液が逆流してしまう病気のことです。
○症状
初期は無症状がほとんどですが、進行すると咳・食欲低下・少し動いただけでも呼吸困難になるなどの症状が見られ、重度になると逆流した血液の影響で肺に水が溜まる「肺水腫」や「心不全」などの命に関わる病気になることがあります。
○好発犬種
中高齢〜に多く、特にポメラニアン、トイ・プードル、チワワ、キャバリアなどの小型犬に多いです。
○進行と症状
進行のステージは5段階になります。
○検査
聴診、レントゲン検査、超音波検査、心電図測定、血圧測定、血液検査など必要に応じた検査をします。
○治療
内科的治療と外科的治療があります。
内科的治療として、血管を拡げて血圧を下げ血液が全身に流れやすくする薬や、胸に溜まった水を抜けやすくする薬などの投薬、定期的な診察・検査です。
また薬の種類や量は症状によって異なり、完治はしない病気のため継続的な投薬が必要になります。
外科的治療としては手術になりますが、手術ができる専門の病院さんをご紹介するという形になります。
○予防と対策
予防ができる病気ではありませんが、対策として塩分摂取による血圧上昇による肥満が原因で心肺圧迫や呼吸が苦しくなったりするため、塩分や脂肪分を控えた食餌を与え血圧上昇・肥満を防ぐことで原因を減らすことができます。
また少しでも呼吸がおかしい、舌の色が紫色になっているなど異変を感じたら早めの受診、定期的な診察・検査での早期発見することが大切です。
次回は、猫ちゃんの肥大型心筋症についてお話します🐱
今月末はハロウィンなので花音の仮装を🎃
1600万分の1🍀
今日の午後、当院の第2駐車場の草取りをしていると見たことのないクローバーを発見!
よ〜く見てみると四葉…ではなく、六葉でした!
どの様な意味があるのかな?と調べてみると「地位・名声」という意味があるそうです。
そして六葉の確率はなんと1600万分の1…😳スタッフ皆びっくりです!
何か良いことがあったら嬉しいなぁ…💭
ちなみにギネス登録されている最高枚数は56枚のクローバーだそうです。
こちらにもびっくりですが、どんなクローバーなのか気になりますね笑
LEON💫
ふと犬舎をみたら愛用のおもちゃボールに顎乗せしていました☺
スタッフに「かわいいね〜!!れおん〜!」と連写をされるが、まんざらでもない様子😂❤
スタッフ:カメラを向ける📱
令音:「なに?撮るの?」
ス:「かわいいね〜!あぁぁ💦顎乗せて〜!💦」
令:「この角度でしょ?(上目遣い)」
ス:「・・・。わかってらっしゃる🤦(尊い)」
わんちゃん、ねこちゃんの誤食
「食べ物ではないものを食べてしまった。」
「口に何か入っていたが飲み込んでしまった。」
好奇心が旺盛な子、食べることが大好きな子は、何でも口に入れてしまう傾向があります。人間の食べ物に興味を示したり、最初は口に入れて遊んでいたものをそのまま飲み込んでしまったり、噛みちぎって食べてしまうこともあります。
わんちゃんでは、散歩中に石や草を食べてしまう子もいます。小さく、少量であれば数日で便と一緒に排泄されることが多いですが、大きな物や、食べた量が多い場合は、胃や腸で詰まってしまう可能性があります。
おもちゃ類や、ペットシーツ、毛布などの敷物類も、よく誤食してしまいがちなものです。おもちゃ類の中でもヒモ状のものは特に注意が必要です。ヒモが引っかかって、腸が折りたたまれ壊死してしまう危険があります。
誤食を見つけた時、飼い主さんも焦ってしまうと思いますが、慌てて口の中に手を入れて取ろうとしたり、大きな声を出したりすると、驚いて飲み込んでしまうこともあるので落ち着いた対処が必要です。
もし、誤食をしてしまった場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
その際、いつ頃?大きさは?量は?食べてからの様子などを、病院スタッフに伝えていただけると、よりスムーズに検査や処置を行うことができます。食べた物の写真や成分表があれば、よりわかりやすいでしょう。
病院では、吐かせて危険のないものであれば催吐処置を行います。レントゲン検査を行い、異物が大きい、鋭利なものなど吐かせることで危険性があるようなものの場合は、吐かせず内視鏡や開腹手術で異物を取り除きます。
このレントゲン写真は針を誤食してしまったわんちゃんのものです。胃の中に針が写っています。内視鏡で無事に取ることができました。
また、ネギ類、チョコレート、植物、薬品などの中毒症状による影響が出ている場合は、血液検査を行い、輸液療法や症状に対しての対症療法を行います。
飼い主さんの心当たりがない場合でも、嘔吐が続く、食欲不振、元気がない。といった症状で来院され、検査の結果、誤食による消化管内の異物で胃や腸の閉塞が起きていたというケースもあります。
誤食は命に関わることもあります。
散歩中はリードを短く持つ。
家の中では、わんちゃん、ねこちゃんの手が届くところに食べられそうなものを置かない。
様子を見ていられない時は、サークルやケージに入れるなどの工夫をしていくことが大切です。
犬の蛋白漏出性腸症について
蛋白漏出性腸症とは腸からアルブミンなどのタンパク質が漏れ出すことにより血中のタンパク質が低下している状態のことで、ひとつの疾患を指す名前ではありません。
〈症状〉
慢性的な下痢などの消化器症状がみられることもありますし、全く症状が現れず健康診断などで発覚する場合もあります。
・下痢
・嘔吐
・食欲不振
・元気消失
・体重減少 など…
原因となる疾患により症状が異なる場合があります。
進行すると腹水や胸水、むくみがみられることもあります。
〈原因〉
蛋白漏出性腸症は病気によって引き起こされることが多い症状です。
原因となる疾患は多岐にわたりますが代表的なものは以下の3つになります。
【 腸リンパ管拡張症 】
何らかの原因でリンパの流れが妨げられリンパ管が拡張、または破れてしまいリンパ液が腸管へと漏れ出ることにより起こる疾患です。
【 炎症性腸疾患(IBD) 】
何らかの原因で腸が強い炎症を起こしている症状です。
免疫の異常により発症するとされていますが詳しくはわかっていません。
【 消化管型リンパ腫 】
リンパ腫は「リンパ系細胞の悪性腫瘍」でさまざまな症状を発症します。
〈検査・診断〉
血液検査、レントゲン検査、超音波検査、尿検査、糞便検査で腸に異常がないか他に低タンパク血症を引き起こしている原因がないかを検査します。
全身麻酔をかけ内視鏡や開腹手術で腸の状態を観察する場合や、腸の一部を取り病理検査をする場合もあります。
〈治療〉
原因に応じた治療を行います。腸の炎症を抑えるためステロイド剤や免疫抑制剤、抗生物質などを投薬したり、リンパ腫では抗がん剤の投与などを行います。
また蛋白漏出性腸症になると腸が栄養素を適切に消化・吸収することができないため低脂肪で消化性が良い食事を与えることが重要となります。
食事療法と薬で症状をコントロールすることができれば、すぐ命に関わることはありません。また早期発見のため食欲や元気の有無、食事量に変化はないのにお腹がでて太ったように見えないかなど普段から注意してみてあげてください。
(スタッフの愛犬・ELMOも健康診断で蛋白漏出性腸症が発覚し、数年に渡り投薬と食事療法でうまく付き合っていました。)