春は、予防シーズンの始まりです。
「フィラリア症予防」「ノミ・マダニの対策」など、今年の予防スケジュールをしっかり確認しておきましょう。
フィラリアは蚊が媒介する寄生虫で、ワンちゃんが蚊に吸血される際に感染します。
フィラリア症予防薬はその感染したフィラリア幼虫を駆除します。
蚊が出始めて1ヶ月後に投薬を開始し、蚊が活動している時期に合わせて月に1回予防薬を飲ませます。
投薬前には血液検査と体重測定が必要です。
フィラリアが体内にいることを知らずに予防薬を飲ませた場合、最悪の場合死に至ることもあります。
また、フィラリア予防薬はワンちゃんの体重に合わせたお薬を処方致します。
「昨年の薬が残っているからこれで予防を始めておこう」ではなく、投薬前に必ず病院で検査を受けて下さい。
ノミ・マダニは動物の血を吸って生きている寄生虫です。
吸血するだけでなく貧血や皮膚炎を起こしたり、寄生虫や危険な病気を媒介します。
蚊は気温15℃以上、ノミは気温13℃以上以上、マダニは気温15℃以上で活発化しますので、
春から秋まで予防する必要があります。
今年は3月から気温の高い日がありましたので、早めに予防を始めるようにしましょう。