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2024.12.10

気温の寒暖差でもなりやすい胃腸炎について

 12月に入り、冬本番の季節になりました😭
こたつや布団に入るとなかなか出るのが難しくなり、ついつい動き始めが遅くなってしまう今日この頃です(笑)

 今回はこの時期に多い「胃腸炎」についてです。朝・夜と昼の寒暖差が大きい時期ほどなりやすい「胃腸炎」どのような病気なのか簡潔ですが説明していきます。

・「胃腸炎」とは?
 胃や腸の粘膜に炎症が起こることです。 
 (炎症下痢や嘔吐、腹痛などの胃腸トラブルを起こすもっとも一般的な原因

・症状とは?
 下痢(軽度の軟便〜水様便)や嘔吐が一方しか見られないこともあれば、下痢+嘔吐の両方が見られることもあります。下痢も何度も起きることで、粘液や血が便と一緒に出ることがあり、元気消失や食欲不振も共に見られることもあります。

・検査等は必要?
 元気や食欲がある状態なら対症療法のみで様子見る場合もあるが、胃腸以外にも悪化要因がある可能性もあるため検査を行うことをお勧めします。検査項目は血液検査・レントゲン検査・超音波検査などを組み合わせて行います。

・治療は?
 原因や症状の重さによって異なりますが、軽度な場合まず半日〜1日の絶食を行い胃腸を休ませることが基本です。その間、水分補給が重要になる為経口や皮下点滴で体の水分バランスを整えることも行わなければなりません。
 嘔吐や下痢がある場合は、水分の補給とともに注射(制吐剤、整腸剤…)などの対症療法を行います。
 中〜重度の場合(膵炎、腫瘍などからくる胃腸炎)は入院治療が必要になることもあります。

・予防は?
 原因はさまざまで完璧な予防は難しいと言われていますが、まず適切な食事管理が重要です。品質の良いドックフードを選んで人間用の食べ物を与えないようにしましょう。また、ドックフードを切り替える際は少しずつ新しいフードを混ぜるなどして下痢や嘔吐しないか確認しながらの切り替えが重要です。
 軽度と思っていた症状が様子を見ている間に重度になって完治が難しくなっていく可能性もあります。膵炎や腫瘍、内分泌疾患などの他の重要な病気が隠れていることもある為、長引いている・悪化している場合は早期の診断と治療が必要です。また、子犬や高齢犬や猫は亡くなってしまうこともありますのでよく様子の確認はするようにして下さい。
 定期的な健康診断や予防接種の実施や清潔維持などでも胃腸炎の予防につながります。気になることや不安なことがある場合はかかりつけの病院に相談してみて下さい。
 

Tel.022-769-9939
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