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2024.01.09

冬になると多く見かける疾患 PART2

新春とは名ばかりの厳しい寒さが続いております☃皆様、いかがお過ごしでしょうか😄

今回は前回のお話の続きをさせていただきます。

まずは呼吸器疾患、感染症についてです。
 冬になると空気が冷たく乾燥し、鼻や喉の粘膜が弱まって刺激を受けやすくなるためくしゃみなどの呼吸器疾患を出すことがあります。また、ウイルスが活動しやすくなり、わんちゃんやねこちゃんの免疫力が下がりやすくなるため、感染症にかかりやすくなります。

 呼吸器の基礎疾患(気管虚脱など)がある子は咳が出やすくなり、わんちゃんはケンネルコフ、ねこちゃんは猫ヘルペスウイルス(FHV)猫カリシウイルス(FCV)に注意が必要です。

  ○ケンネルコフ…犬カゼと呼ばれるウイルス感染や細菌感染によって
          引き起こされる伝染性気管気管支炎
     症状 ・喉に何かつかえているようなしつこい咳
        ・鼻水
        進行すると…
        ・膿性の鼻水
        ・目やに

  ○猫ヘルペスウイルス(FHV)
   猫カリシウイルス(FCV)…猫カゼと呼ばれる上部気道感染症
     症状 ・くしゃみ
        ・鼻水
        ・涙
        ・目やに
        ・口内炎
        ・発熱
        進行すると…
        ・目の充血
        ・膿性の鼻水
        ・鼻づまり

  ケンネルコフ、FHV、FCVは子犬、子猫重症化しやすいので注意が必要です。

  対策  ・時々空気の入れ替えをする
      ・適度に湿度を保つ
      ・ワクチン接種をすると完全にかからないということではないが、症状を軽減できる

次に皮膚疾患についてです。
 冬場のストーブやヒーター、熱湯などによる火傷、またホットカーペットや湯たんぽなどで低温火傷をすることがあります。
 また、冬になって乾燥が続くと皮膚の保湿性が損なわれます。さらに室内で暖房を使用するとますます空気が乾燥し、痒み皮膚炎湿疹フケの原因になります。

  対策 ・周囲が熱くなる暖房器具には近づけないようサークルなどでガードする

 前回と今回の2パートに分けて冬に多い疾患の説明をさせていただきました。飼い主様が対策をすることで軽減、予防できる疾患はたくさんあります。しっかり対策をし、わんちゃん、ねこちゃんと健康に冬を過ごせるようにしましょう☺

Tel.022-769-9939
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